- エンジンが切れたり付いたり頻繁に起きるけどバッテリーは大丈夫なの?
- アイドリングストップ車は専用のバッテリーじゃないとダメなの?
- アイドリングストップ車用のバッテリーを買いたいけど、何を選べば良いかわからない。
- 軽自動車アイドリングストップ用のバッテリーのオススメを教えてほしい。
軽自動車を購入したら、アイドリングストップが標準装備でついていて、信号待ちや渋滞時にエンジンのON/OFFが繰り返されるのを初めて経験した人も多いと思います。現代においては普通車を含め、軽自動車にも当たり前のようにアイドリングストップが搭載されるようになりましたが、それがバッテリーに大きな影響を与えていると認識している人は少ないと思います。
元自動車整備士で、8年間自動車のお医者さんとしてさまざまな車のさまざまな症状に直面し治療に従事してきました。今でも軽自動車ターボに乗って毎日通勤しています。
そこでこの記事では、軽自動車のアイドリングストップ用のバッテリーの役割や仕組みを解説し、点検方法やバッテリーの選び方を紹介します。
この記事を読めば、アイドリングストップ用バッテリーの仕組みがわかり、定期メンテナンスがしっかりできるようになります。
アイドリングストップとは自動的にエンジンをON/OFFする機能
アイドリングストップ車は、信号待ちや渋滞時に自動的にエンジンを停止する機能を持つ車両です。アイドリングストップはエンジン停止状態がドライバーに負担をかけないように設計されており、主に10km/h以下の速度でブレーキペダルを踏んだ際に作動し、ブレーキペダルを離すかハンドルを操作することでエンジンが再始動します。頻繁な発進と停止が続く場合、システムが渋滞と判断してアイドリングストップを自動的に無効にする車もあります。
アイドリングストップのメリット
一定時間エンジンが止まること、エンジンの停止時間が積み重なるとどのようなメリットがあるのか解説します。
燃費が良くなる
アイドリングストップ機能がエンジンを自動的に停止させることで、無駄な燃料消費を抑えられ「1日5分間のアイドリングストップを行うことで、年間約1,900円の節約が可能」と環境省で試算されています。普通乗用車が1年間で10分間のアイドリングを毎日行うと、約47〜58リットルのガソリンを節約でき、ガソリンの値段が170円/Lであれば約8000円~約10000円の節約ができます。しかし、アイドリングストップの効果を得るには最低5秒以上の停止が必要で、5秒以下でのアイドリングストップは燃費を悪化させ、バッテリーの劣化を早める可能性があります。
エンジン音がしなくなり静かになる
エンジンが停止するため車内が非常に静かになります。車内が静かになり、運転者や同乗者が会話を楽しんだり、音楽やオーディオブックを聴いたりする際に、エンジン音の邪魔が少なくなります。特に長距離ドライブや都市部での運転では、一瞬の静かな環境がストレスを軽減し、リラックスしたドライブ体験を提供します。
エンジン音もなくなり、エンジンによる振動もなくなるのでホッとする静寂の時間になります。小さいお子さんと同乗していれば、お子さんの小さな異変がエンジン音が消えることで発見できる可能性もあります。
環境音が聞き取りやすくなる
エンジン音がないことで、外部の環境音をより明瞭に聞き取ることができます。例えば、歩行者の声や周囲の車の動きを確認する際に役立ち、安全運転をサポートします。
特にパトカーや救急車などの緊急車両のサイレンが聞き取りやすくなりますので、緊急車両への対応がスムーズにできます。
排気ガスの低減
環境庁によると、1日5分間のアイドリングストップを行うことで年間約39kgのCO2(二酸化炭素)削減が可能で、仮に東京都に登録されている約400万台の車が毎日10分ずつアイドリングストップを行った場合、年間で約12万トンの二酸化炭素排出量を削減できるとされています。これは約4万6千人の人間が1年間に排出する二酸化炭素量に相当します。
さらに全国の自動車保有台数(2022年12月時点)が7852万台ですので、全国の車が毎日10分ずつアイドリング時間を短縮した場合、年間約255万トンの二酸化炭素が削減できます。想像できない数値ですが、毎日10分間だけなのに大きな効果があることが分かりますよね。
アイドリングストップのデメリット
一定時間エンジンが止まること、エンジンの停止時間が積み重なると逆にどのようなデメリットがあるのか解説します。
運転手の意図しないところでエンジンが止まる
アイドリングストップが動作するには条件がありますが、メーカー、車種、運転手の感覚などで発動するタイミングが異なってきます。運転手の意図しないところでエンジンが止まり、事故につながる可能性もあります。
アイドリングストップの発動タイミングが予測困難
車が完全に停止していないにも関わらず、エンジンが停止することがあります。エンジンが止まってからの制動距離は非常に短く、運転手が通常のブレーキの感覚で止まろうとしたときにアイドリングストップが発動すると急ブレーキになる感覚です。
AT・CVT車でエンジンがかかっていれば常に前に進もうとするクリープ現象がありますが、エンジンが止まればクリープ現象もなくなるので、カックンブレーキになりがちです。
アイドリングストップを意図的に操るのは難しい
運転手がアイドリングストップを避けようとブレーキ操作を変化させる場合がありますが、システムが自動で作動するため、意図的に制御するのは難しいです。
アイドリングストップの動作を気にしてブレーキを変化させると、後続車が自車の動きに驚いて事故につながる可能性もあります。
エンジン始動時にタイムラグが起きる
アイドリングストップシステムがエンジンを再始動させる際、わずかなタイムラグが生じることがあります。 運転手は加速したいと思ってアクセルを踏んでも、エンジン再始動までの“〇”秒間が生じるため、運転手の感覚にズレが発生します。この感覚のズレが非常に怖さを感じる瞬間もあり、事故につながる可能性もあります
発進の遅れ
信号が青に変わった瞬間にすぐ発進したい場合、エンジン再始動のタイムラグによりスムーズな発進が難しくなることがあります。 特に急発進が求められる状況では不便を感じることがあります。
私は発進の遅れをものすごくストレスに感じますので、信号が青に変わる数秒前に車が動かない程度にブレーキを少し弱めて、エンジンを起動させておくパターンを使います。
エアコンが停止する
アイドリングストップ機能が作動すると、エンジンの停止に伴いエアコンのコンプレッサーも停止するためエアコンが停止します。風は出ますが、送風になりますので外で風を浴びているのと同じ状態です。
室内温度の増加
エアコンが停止しますので当然室内温度が上昇します。今の車は室内温度を感知して自動でエンジンをかけてエアコンを再スタートさせるケースもありますが、夏場は信号待ちだけでも室内が暑くなるのでアイドリングストップは多用しない方が良いです。
軽自動車のメンテンナンスは非常に重要
軽自動車のメンテナンスは非常に重要です。日本特有の規格内で各メーカーが「安全性」や「快適性」を追求しているので振動や熱の影響を受けやすく、ターボモデルは特にエンジンやシャーシに負担がかかります。エンジンオイルや冷却水の定期交換が重要で、ブレーキシステムやタイヤの定期的なメンテナンスも確実に実施し安全性を確保しましょう。
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<<【初心者でわからない人必見!】軽自動車のブレーキの仕組みを徹底解説!
軽自動車ターボは、さまざまな高性能が凝縮されて1台の車が完成しています。運転者があまり気づかないところで、軽自動車は常に大きな負担を抱えながら車を動かしています。定期的なメンテナンスがあってこそ高性能をより安定的に維持できますので、間違いなくメンテナンスを実施しましょう。
軽自動車のバッテリー交換はメンテナンスの中でも重要
バッテリーの劣化はエンジンの始動や電装品に大きく影響します。特に寒冷地や寒い季節では始動トラブルが多発します。 現代の軽自動車は多くの電装品を搭載しており、バッテリーの状態が悪いとこれらの機器が正常に動作しません。 定期的なバッテリーメンテナンスは突発的な故障を防ぎ、急なバッテリー交換や他の部品への影響を未然に防ぐことで修理費用を抑えることができます。
<<【軽自動車バッテリーの特徴は?】バッテリーの種類や点検方法、選び方を徹底解説!
アイドリングストップ車は専用のバッテリーが必要
アイドリングストップシステムは、信号待ちや渋滞時などで停車するたびにエンジンを停止し、再び動き出す際にエンジンを再始動させるシステムです。エンジン再始動時には大量の電力が瞬間的に必要となり、その繰り返しは通常のバッテリーに比べてはるかに多くの負荷がバッテリーにかかります。
またエンジンストップ時には、一時的にすべての電装品がバッテリーのみの電気で動くことになるのでバッテリーには大きい負担が掛かります。
アイドリングストップ搭載車は、アイドリングシステムの高負荷に耐えれる専用バッテリーが必要で、以下のような特徴を持っています。
特徴 | 詳細説明 |
---|---|
高耐久性 | 内部構造の強化により、頻繁な充放電に耐えれる耐久性 |
高い始動性能 | 短時間で高電流を供給し、瞬時のエンジン始動に対応 |
充電受入性能の向上 | 高速充電が可能、電力回生システムとの連携 |
エンジン再始動回数の対応 | 数千回の再始動に対応、頻繁な再始動への対応 |
メンテナンスフリー | メンテナンスフリー設計により、 バッテリーの水分補充や定期的なメンテナンスが不要 |
<<【軽自動車バッテリーの特徴は?】バッテリーの種類や点検方法、選び方を徹底解説!
アイドリングストップ車用バッテリーが大きく消耗する運転とは
アイドリングストップ車用バッテリーは、通常の自動車バッテリーと比べて過酷な条件下で使用されます。 アイドリングストップが頻繁に作動する環境ではさらにバッテリー大きな負荷がかかり、燃費向上などの効能を感じられず、マイナスの影響しか起きない場合もあります。大きくバッテリーが消耗してしまう運転状況を紹介します。
都市部での運転や慢性的な渋滞での頻繁なストップ&ゴー
都市部の運転や慢性的な渋滞では、車が頻繁に停止・再始動を繰り返します。 アイドリングストップ機能が頻繁に作動するため、バッテリーはその都度エンジンを再始動させるために大きな電力を使用するため、バッテリーの消耗が激しくなります。
短距離運転の繰り返しの毎日
短距離運転はバッテリーが十分に充電される前に再び放電される状況になりバッテリーに負荷がかかります。 ただでさえ充電不足になりがちなのに、アイドリングストップ機能が作動しエンジン再始動すればさらにバッテリーが消耗し充電が追いつかない状態が続きます。
エアコンやその他の電装品の多用
夏場のエアコン使用や冬場のヒーター、さらにライトやオーディオシステムなどの電装品を多用する場合、バッテリーの負荷が増大します。 アイドリングストップ中でも電装品は動作し続け、すべての電気をバッテリーが賄うため消耗が早まります。
アイドリングストップ車用バッテリーを長持ちさせる方法
アイドリングストップ用バッテリーも自身の運転を変えれば長持ちします。バッテリーを長持ちさせる方法を解説します。
定期的な長距離走行でバッテリーをしっかり充電する
アイドリングストップ車は、短距離走行や渋滞が多い状況では、バッテリーが十分に充電されないままの状態が続きやすくなります。バッテリーは蓄電能力が低下すると、劣化が早まり、寿命が縮んでしまいます。
そこで、定期的に長距離走行(30分以上)を行い、バッテリーをしっかり充電することが重要です。長距離走行では、エンジン回転数が高くなり、オルタネーターが十分な電力を生成し、バッテリーを充電することができます。目安としては、月に1回程度、高速道路などを利用した長距離走行を心がけましょう。
電装品の使用を抑える
アイドリングストップ車は、エンジン停止時に電気系統の負荷を抑えるよう設計されています。しかし、エアコンやオーディオ、ヘッドライトなどを長時間使用するとバッテリーへの負担が大きくなり、寿命が縮む原因となります。
アイドリングストップ中にこれらの電装品を使用すると、バッテリーの充電が間に合わず、深刻なダメージを与える可能性があります。アイドリングストップ中は電装品の使用を控え、必要な場合でも最小限にとどめるようにしましょう。
アイドリングストップ機能をOFFにする
アイドリングストップ機能は、燃費向上に効果的ですが、バッテリーへの負担も大きくなります。アイドリングストップ機能をまとめてOFF、長距離走行ではONにしておくなど、状況に合わせて使い分けることが重要です。
アイドリングストップ機能をOFFにした方が良い場面は以下のような場面です。
場面 | 理由 | 効果 |
---|---|---|
短距離運転 | 短距離運転ではバッテリー充電状態が不足気味の為、 さらにアイドリングストップさせるとバッテリーの負担が大きくなる。 | バッテリーの負担を軽減し、寿命を延ばす。 |
渋滞時 | 渋滞ではアイドリングストップと再始動が繰り返され、 バッテリーが過剰に消耗するため。 | バッテリーの充電状態を保ち、長寿命化を促進。 |
極端な温度環境 | 極端に暑いまたは寒い環境ではバッテリーの効率が低下し、 再始動が困難になるため。 | バッテリーの過負荷を防ぎ、性能を維持。 |
夜間運転 | 夜間はライトやその他の電装品を多く使用するため、 バッテリーへの負担が増大する。 | バッテリーの電力消費を抑え、寿命を延長。 |
アイドリングストップ機能を強制的にOFFすることが出来る
今は軽自動車でも標準装備されていて、最初のエンジン始動時はアイドリングストップ機能はON状態です。インパネにOFFボタンがありますが、機能を使わないときは毎回押さないとOFFできない為非常にめんどくさいですよね。
今では以下のような、最初のエンジン始動時からアイドリングストップ機能をOFFにする部品も登場しています。(以下はホンダN-BOX用ですが、各車種ごとで設定があります。)
アイドリングストップ車用バッテリーの選び方
バッテリーはさまざまな種類がありますので、間違えないようにどのような選び方をすれば良いか解説します。
バッテリーの表示規格の見方
アイドリングストップ車用には専用バッテリーが設定されていて、標準のバッテリーと表示方法も全く違います。標準のバッテリーを搭載した場合に極端に短寿命になるおそれがあるため、電池工業会規格でアイドリングストップ車用独自のバッテリーの規格・型式表示が規定されています。
<<【軽自動車バッテリーの特徴は?】バッテリーの種類や点検方法、選び方を徹底解説!
性能の数値が大きいほど高性能
アイドリングストップ車用バッテリーの性能表示は、大きい数字になるほど容量が大きくなります。軽自動車の標準的なバッテリーの性能数値は「42」であることが多いですが、「55」や「60」で設定された高性能のアイドリングストップ用バッテリーも数多く存在します。高性能のバッテリーにはたくさんのメリットがあります。
電気容量の増加
バッテリーの性能ランクが高くなると、電気容量(Ah: アンペアアワー)が増加します。バッテリーが蓄えることができる電力量が増え、エンジンの始動や車内の電装品への安定した電力供給が可能になります
始動性能の向上
性能ランクが高いバッテリーは、エンジンの始動性能も向上します。特にアイドリングストップ車ではエンジンの始動と停止が頻繁に行われます。より高性能なバッテリーを搭載することによってエンジンの再始動がスムーズに行われ、車の運転が快適になります。
バッテリー上がりの防止
容量が大きいバッテリーは、電装品の使用や短距離走行によるバッテリー上がりを防ぐ効果があります。サンデードライバーや短距離走行が多いユーザーにとっては、バッテリーが上がりにくくなるため、安心して車を使用することができます。
耐久性の向上
アイドリングストップ車は、エンジンの始動・停止を繰り返すため、バッテリーにかかる負荷が大きいです。耐久性の高いバッテリーを使用することでバッテリーの寿命が延び、交換頻度が減少します。
急速充電性能
アイドリングストップ車用のバッテリーは、急速充電性能が求められます。性能ランクが高いバッテリーはエンジン始動中に短時間で充電が可能なため、アイドリングがストップしても、次のエンジン始動に備えることができます
アイドリングストップ車用バッテリーのオススメ4選
軽自動車のアイドリングストップ用バッテリーのオススメを紹介します。オススメを紹介するにあたり、コンセプトをお伝えします。
- 高性能のアイドリングストップ用バッテリーを紹介します。
- N-BOX用を参照にした価格をお伝えします。
- 様々なリサーチと整備士としての経験と主観の印象で選定しました。
この記事での口コミは、自動車好きならみんなが知っている「みんカラ」の口コミをお届けします。自動車好きの人たちの役立つ情報が詰め込まれたサイトになってますので、口コミに関しても良い悪い関係なく車のオーナーさんが素直に感じた細かい感想が書かれています。
正直、高性能バッテリーは少し割高ですが、経験上ランニングコストを考えると高性能なバッテリーを買っておいた方が後悔しません。
Panasonic (パナソニック) カオス M-65R
パナソニックのカオス(caos)アイドリングストップ車用バッテリーは、現代の車両が直面する電力需要の課題に対応するために設計された高性能バッテリーです。その主な特徴は以下の通りです。
・大容量設計
カオスは業界最高水準の大容量を実現しています。アイドリングストップシステムを長時間安定して作動させることができ、車両の本来の省燃費性能を発揮させることが可能になります。
・クイックチャージ性能
単位時間あたりの充電量が増加する「クイックチャージ性能」を備えており、電力不足になった際に素早く回復し、アイドリングストップシステムの安定した作動を維持します。・Vチャージ性能
新モデルでは「Vチャージ性能」が追加されました。より強力な充電能力を意味し、バッテリーの回復力をさらに向上させています。
・アイドリングストップ寿命の向上
電池材料と構造の改良により、アイドリングストップ寿命が従来品と比較して約1.5倍に向上しています。頻繁なエンジンの停止と始動に対する耐久性が大幅に改善されたことを示しています。
・電力不足への対策
余裕のある容量設計により、電力不足に陥りにくく、万が一電力不足になった場合でも迅速に回復します。アイドリングストップシステムの安定した作動を維持し、車両の省燃費性能を最大限に引き出します。
・新液口栓の採用
新モデルでは、輸送時の液漏れリスクを軽減する新しい液口栓構造を採用しており、小口配送時の安全性が向上しています。
引用元:パナソニック株式会社
<<Panasonic (パナソニック) カオスバッテリーのみんカラの口コミはこちらから>>
青のケースが特徴的な人気のバッテリーです。私も歴代カオスバッテリーを使っています。めちゃくちゃ安定した電力を何年もの間供給してくれます。
BOSCH (ボッシュ) Hightec Premium Plus
BOSCH (ボッシュ) Hightec Premium Plusは、アイドリングストップ車に特化した高性能バッテリーで、以下の特徴を持っています。
・大容量設計
このバッテリーは大容量設計を採用しており、アイドリングストップ車特有の頻繁なエンジン再始動に対応できます。大容量であることで、エンジン停止中の電装品の作動をサポートしつつ、再始動時に必要な電力を安定して供給できます。・高充電受入性能
Hightec Premium Plusは高い充電受入性能を有しています。アイドリングストップ車では、短時間の走行で効率よく充電する必要があります。高充電受入性能により、短い走行時間でもバッテリーを効率的に充電することができます。・耐久性
アイドリングストップ車用に設計されているため、通常のバッテリーよりも高い耐久性を持っています。頻繁な充放電サイクルに耐える構造になっており、バッテリーの寿命を延ばすことができます。・幅広い車種対応
国産車のアイドリングストップシステムに広く対応しており、多くの車種に適合します。様々な日本車のアイドリングストップシステムに対して最適なパフォーマンスを発揮できます。・安定した電力供給
エンジン再始動時に必要な大電流を安定して供給できる設計になっています。アイドリングストップ後のスムーズなエンジン再始動を実現し、車両の性能を最大限に引き出します。・温度変化への対応
引用元:ボッシュ株式会社
日本の気候条件を考慮し、幅広い温度範囲で安定した性能を発揮できるよう設計されています。夏の高温時や冬の低温時でも、安定した電力供給と充電性能を維持します。
<<BOSCH (ボッシュ) Hightec Premium のみんカラの口コミはこちらから>>
世界中で使用されている有名バッテリーメーカーです。欧州や米国ではBOSCHのバッテリーを純正使用しているメーカーが数多く存在します。
GS YUASA (ジーエスユアサ) エコ.R レボリューション
GSユアサのエコ.R レボリューション(ECO.R Revolution)は、アイドリングストップ車向けに開発された高性能バッテリーで、以下のような特徴があります。
・長寿命設計
アイドリングストップ車の過酷な使用環境下でもバッテリー性能を長期間維持する高耐久性を実現しています。ULL(Ultra Long Life)構造を採用し、腐食や変形に強い高耐久性グリッドと活物質の脱落を抑制するハードペーストを使用しています。
・優れた充電受入性
薄型極板の採用により極板枚数を増やし、反応面積を拡大することで充電受入性を向上させています。短時間での充電が可能になり、頻繁な充放電が必要なアイドリングストップ車に適しています。
・電解液の改良
リチウムイオンを含有した電解液を採用し、鉛の電離を促進することで充電性能を向上させています。・炭素含有量の最適化
負極板の炭素含有量を最適化し、鉛粒子間の電流パスを形成することで充電性能を向上させています。・デュアルリブセパレーター
負極側にリブ(突起)を形成した「デュアルリブセパレーター」を採用し、極板全体の反応を活性化させています。充放電の繰り返しによる放電電圧低下を抑制し、アイドリングストップ時の寿命向上に大きく貢献しています。
・正極活物質添加剤
引用元:㈱ジーエス・ユアサバッテリー
正極活物質添加剤の配合により、活物質粒子間のネットワークを強化しています。これにより、活物質の軟化を抑制し、耐久性を向上させています。
<<GS YUASA (ジーエスユアサ) エコ.R レボリューション のみんカラの口コミはこちらから>>
性能数値が純正と同じ「42」でのオススメの一つ目です。アイドリングストップ車用バッテリーとして新車標準装備されているバッテリーなので、安心と信頼は格別です
ACDelco (エーシーデルコ) プレミアムEFBバッテリー
ACDelco (エーシーデルコ) プレミアムEFBバッテリーは、アイドリングストップ車向けに設計された高性能バッテリーで、以下のような特徴があります。
・EFB (Enhanced Flooded Battery) 技術
EFB技術を採用しており、通常の鉛蓄電池と比較して優れたサイクル寿命と充電受入性を実現しています。頻繁な始動と停止を繰り返すアイドリングストップシステムに適しています。・高い耐久性
アイドリングストップによる頻繁な充放電サイクルに耐えられるよう、特殊な設計が施されています。通常のバッテリーと比較して、サイクル寿命が大幅に向上しています。・優れた充電受入性
急速充電システムに対応しており、短時間での充電が可能です。アイドリングストップ後の再始動時に十分な電力を供給できます。・高い始動性能
低温時でも高い始動性能を発揮し、寒冷地でも安定した始動が可能です。・メンテナンスフリー設計
完全密閉型のメンテナンスフリー設計を採用しており、バッテリー液の補充が不要です。・長寿命
高い耐久性と優れた充電受入性により、通常のバッテリーと比較して長寿命を実現しています。バッテリー交換の頻度を低減し、ランニングコストの削減に貢献します。・環境性能
引用元:ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社ACDelco
アイドリングストップシステムに適した性能を持つことで、車両の燃費向上と排出ガス削減に寄与し、環境負荷の低減に貢献します。
<<ACDelco (エーシーデルコ) プレミアムEFBバッテリー のみんカラの口コミはこちらから>>
性能数値「42」の2つ目のオススメです。一言でいえば、純正プラスアルファの性能を持っているバッテリーです。高性能な上に価格もリーズナブルなので購入しやすいです。
まとめ
今回は軽自動車用アイドリングストップ用バッテリーについてお伝えしました。
- アイドリングストップはエンジンを自動的にON/OFFする機能。
- アイドリングストップのメリットは、「燃費向上」「エンジン音がなくなる」「排ガス低減」。
- アイドリングストップデメリットは「エンジンが勝手に止まる」「発進時にタイムラグがある」「エアコンが止まる」。
- 軽自動車のバッテリー交換のメンテナンスは非常に重要。
- バッテリーが大きく消耗する運転は「ストップ&ゴーの頻発」「短距離運転」「電装品多用」。
- バッテリーを長持ちさせる方法は、「電装品の使用を控える」「アイドリングストップ機能をOFFにする」。
- バッテリーの選び方は「表示の読み取り方を理解」し、「性能数値の大きいもの」を選ぶこと。
今の軽自動車はものすごく便利になっている分、電装品や便利機能の使用によりバッテリーに大きな負担が掛かります。バッテリーをしっかりメンテンナンスし、愛車の寿命を長く保ちましょう。
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