- 純正以外のブレーキパッドはどんな特徴があるの?
- ブレーキパッドの種類が多すぎて、どれを選んでよいかわからない。
- 安いのはありがたいけど、安全性も妥協したくない。
- ブレーキパッドは自分で交換できるの?
軽自動車の前輪には、たいていディスクブレーキが採用されています。軽自動車ターボ用のブレーキパッドも数多くラインナップされるようになりました。でも情報がいっぱいありすぎて、「何をどう選んでよいかわからない」という人が非常に多いのではないでしょうか?
元自動車整備士で、8年間自動車のお医者さんとしてさまざまな車のさまざまな症状に直面し治療に従事してきました。今でも軽自動車ターボに乗って毎日通勤しています。
そこでこの記事では、軽自動車ターボ用のブレーキパッドの特徴を解説し、元整備士が選ぶオススメブレーキパッドを紹介します。
この記事を読めば、軽自動車ターボ用のブレーキパッドを購入する際に、悩まずに購入できるようになります。
軽自動車ターボのブレーキシステム
引用元:曙ブレーキ工業株式会社
軽自動車ターボのブレーキシステムは、前輪が「ディスクブレーキ」で後輪が「ドラムブレーキ」という形が多いです。パーキングブレーキは「レバー式」「フット式」「電動式」に分けられます。
<<【初心者でわからない人必見!】軽自動車のブレーキの仕組みを徹底解説!
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今回は前輪で使用されているディスクブレーキのブレーキパッドについて紹介していきます。
軽自動車ターボはメンテナンスが非常に重要
軽自動車ターボのメンテナンスは非常に重要です。軽自動車という限られた規格内で各メーカーが「安全性」「快適性」などを追求し、しのぎを削って設計しています。ターボモデルはよりエンジンやシャーシに負担を抱えていますので、寿命を長くするためにも確実なメンテナンスを施しましょう。
<<【軽自動車ターボの寿命は短い?】軽自動車ターボの点検と整備のポイントを解説
エンジンオイルなどもターボ車の方が劣化スピードが速いので、NA車よりも一段とメンテナンスに気をつかう必要があります。
ブレーキメンテナンスの重要性
ブレーキメンテナンスは、車の制動力を維持し安全に運転するために非常に重要です。制動力の低下やブレーキシステムの異常な状態で運転を続けると、事故のリスクが高まります。定期的なブレーキメンテナンスをおこない、いつまでも安心して運転できるようにしましょう。
ブレーキの制動力の低下を防ぐ
ブレーキパッドやディスクローターは、摩擦によって摩耗し薄くなっていきます。摩耗が進むと制動力が低下し、停止距離が長くなったりブレーキが効きにくくなったりします。特に高速道路での走行や山道での下り坂では、制動力の低下が重大な事故につながる可能性があります。
特にディスクブレーキは消耗品という感覚を必ず持ってください。車に無頓着な人は「車は止まって当たり前」という感覚で運転している人がいますが、突然ブレーキが利きづらくなる可能性もありますので、しっかりメンテンナンスしましょう。
ブレーキの異常を早期に発見する
ブレーキパッドやディスクローターの摩耗以外にも、ブレーキキャリパーやブレーキホースなどの部品が劣化したり、損傷したりする可能性があります。定期的なメンテナンスによって、これらの異常を早期に発見し、修理を行うことで重大な故障や事故を防ぐことができます。
ブレーキメンテナンスは車検で非常に重要
車検ではブレーキの効き状態が重要検査項目とされ、規則に従って検査されます。ブレーキメンテナンスを怠ると、車検に通らない可能性があります。
ブレーキパッドの構造
ブレーキパッドは、自動車のディスクブレーキシステムにおいて、車輪の回転を摩擦によって直接的に減速・停止させる重要な部品です。車輪と共に回転するディスクローターを挟み込むように配置されており、ブレーキペダルを踏むとキャリパーと呼ばれる部品によってブレーキパッドがディスクローターに押し付けられます。車輪の回転エネルギーが熱エネルギーに変換され、車速が減速・停止します。
【摩擦材】ローターと密着して車を止める
ブレーキパッドの主要部分であり、摩擦係数の高い素材で構成されています。代表的な素材は、石綿、有機繊維、金属粉末などです。近年は、環境負荷や制動性能の向上のため、非石綿系摩擦材が主流となっています。
【ベースプレート】摩擦材を支える金属板
摩擦材を支持する金属製の板です。剛性と耐熱性に優れ、摩擦材の摩耗に伴う変形を抑えます。
【シム】キャリパーとパッドの間のクッション材
ブレーキパッドとキャリパー間の摩擦音を低減し、スムーズなブレーキ操作を実現します。
ブレーキパッドの原材料
引用元:曙ブレーキ工業株式会社
ブレーキパッドの原材料は、大きく分けて3つの原材料で製造されています。3つの大きな要素の配合を変更することや、製造方法を違いによってさまざまな種類のブレーキパッドが完成します。
【結合材】摩擦材を固めて強度を確保
結合材は摩擦材を固めて形状を保ち、摩擦材同士を接着して強度を与え、熱や摩耗から保護する働きをしています。
材料 | 特性 | 価格 | 摩擦係数 | 鳴きの発生 | 耐熱性と 耐摩耗性 |
---|---|---|---|---|---|
フェノール樹脂 | 一般的な結合材 | 比較的安価 | 低い | 発生しやすい | 優れている |
エポキシ樹脂 | 高い耐熱性と 耐摩耗性 | 高価 | 高い | 発生しにくい | 高い |
メラミン樹脂 | 高い耐熱性と 耐摩耗性 | 高価 | 高い | 発生しにくい | 高い |
無機結合材 | 極めて高い耐熱性と 耐摩耗性 | 非常に高価 | 高い | 発生しやすい | 極めて高い |
現代での結合材はほぼほぼフェノール樹脂が使用されています。
【補強材】摩擦材の強度と耐摩耗性を向上
補強材は摩擦材の強度と耐摩耗性を向上させます。補強材の量によって性能が変わり、多く使用すれば制動力は向上するが、摩耗が早くなり騒音や振動も増加します。
補強材の種類 | 代表的な素材 | 特徴 |
---|---|---|
繊維状補強材 | ガラス繊維、 アラミド繊維、 炭素繊維 | ・引張強度と耐熱性を向上させる。 ・摩耗粉の排出を促進し、フェード現象を抑制。 ・パッドの形状安定性を維持。 |
金属系補強材 | 鋼繊維、 銅粉、 鉄粉 | ・摩擦係数を高め、制動力を向上させる。 ・熱伝導性を向上させ、熱ダレを抑制。 |
無機系補強材 | セラミック、 炭素 | ・耐摩耗性を向上させ、パッド寿命を延ばす。 ・高温下での安定性を向上させ、熱ダレを抑制。 ・騒音と振動を抑える。 |
スポーツカーなどの高性能車では、高い制動力と耐熱性が必要なため、アラミド繊維や炭素繊維などの高強度繊維が用いられます。一般車両では低コストと長寿命が要求されるため、ガラス繊維や鋼繊維が用いられています。
【摩擦調整材】摩擦係数を調整し、制動力をコントロール
摩擦調整材は、ブレーキパッドの摩擦係数や摩耗量を調整する役割を担っており、安全性、快適性、耐久性などに大きく影響を与えます。
素材 | 代表的な素材 | 特長 |
---|---|---|
有機系 | カシューダスト、 ゴム | ・摩擦係数の調整幅が広い。 ・比較的低コストで製造できる。 ・摩耗量が大きいため、定期的な交換が必要。 |
無機系 | 炭酸カルシウム、 金属粒子、 セラミック | ・耐久性が高い。 ・熱安定性に優れている。 ・摩擦係数の調整幅が狭い。 ・有機系よりも高価。 |
ブレーキパッドの種類
引用元:曙ブレーキ工業株式会社
ブレーキパッドにはさまざまな状況に応じたブレーキパッドがラインナップされています。自分で買う人は特徴をしっかり把握して買わないと、ブレーキが利かないという現象にもなりかねません。どういう種類があるのかしっかり把握しましょう。
ノンアスベスト材
ノンアスベスト材は、アスベストを含まない有機繊維、ゴム、樹脂などを主成分としたブレーキパッドで、アスベストの代わりにケブラーなどの合成繊維が使用されることもあります。ノンアスベスト材のブレーキパッドは、環境に優しく低中速域での制動力が優れています。しかし高温時の耐熱性や耐摩耗性には劣るため、ハードな運転条件下では性能が低下する可能性があります。
- 環境に優しい。
- 低中速域での制動力に優れる。
- 高温時の耐熱性、耐摩耗性に劣る。
セミメタリック材
セミメタリック材は金属粉を30~65%含むブレーキパッドで、鉄や銅などの金属粉が混入されています。ノンアスベスト材より高温時でも安定した制動力を発揮し、耐摩耗性にも優れています。しかし、金属粉の割合が高いため、ブレーキディスクへの摩耗や騒音が大きくなることがあります。
- 高温時の制動力が安定。
- 耐摩耗性に優れる。
- ブレーキディスクへの摩耗や騒音が大きい。
メタリック材
メタリック材は、金属粉を主成分としたブレーキパッドで、セミメタリック材よりも金属粉の割合が高いです。耐熱性や耐摩耗性に優れ、高温時でも安定した制動力を保ちます。しかし、硬い材質のためブレーキディスクへの摩耗が激しく、騒音やダストの発生も多いです。
- 耐熱性、耐摩耗性に優れる。
- 高温時でも制動力が安定。
- ディスクローターへの摩耗が激しい。
軽自動車ターボのブレーキパッド選びのポイント
純正品は車種で決まっているので選定は簡単なんですが、社外品はさまざまな種類があり性能もさまざまですので、以下を参考にしてより良いブレーキパッドを選べるようにしましょう。
ブレーキパッドの純正品と社外品との違い
ブレーキパッドには純正品と社外品があります。純正品は車のメーカーが推奨するパッドで、車種ごとに特別に設計されていて、社外品は様々な車種に適合するように作られた汎用性の高い製品です。純正品は通常、車の性能に最適化されており、静粛性や耐久性に優れていることが多いです。一方、社外品は性能向上やコスト削減を目的としており、純正品に比べて選択肢が豊富で特定のドライビングスタイルや使用条件に合わせて選ぶことができます。
国産車の純正ブレーキパッドは、基本的にノンアスベスト材のブレーキパッドが使用されています。使用環境はストリートを基本とした設計で、長寿命でブレーキ鳴きなどに配慮されていて、運転者の不快を取り除くような開発が続けられています。
ブレーキパッドの使用温度が重要
ブレーキパッドの性能は使用温度に大きく依存します。一般的に、ブレーキパッドは特定の温度範囲内で最適に機能します。この温度範囲を「適正作動温度」と呼びます。適正作動温度以下では摩擦係数が低く、制動力が不十分になる可能性があります。逆に適正作動温度を超えると、ブレーキフェードが発生し、制動力が低下します。したがって、日常の運転からサーキット走行まで、使用する環境に応じたブレーキパッドを選ぶことが重要です。
ブレーキパッドの種類 | 適正温度 | フェード現象 発生温度の目安 |
---|---|---|
街乗り用 | 0〜100℃ | 300〜350℃ |
ワインディング用 | 200℃~500℃ | 500〜700℃ |
サーキット用 | 300℃~800℃ | 800℃以上 |
ディスクローターとの相性も重要
ブレーキパッドとディスクローターは密接に連携して機能します。適切なブレーキパッドを選ぶ際には、使用しているディスクローターとの相性を考慮する必要があります。硬いブレーキパッドはディスクローターを早く摩耗させる可能性があり、柔らかいブレーキパッドは摩擦係数が低く制動距離が長くなることがあります。高性能なディスクローターには高性能なブレーキパッドが必要であり、両者のバランスが取れていないと、ブレーキシステムの性能が十分に発揮されません。車の使用目的や運転スタイルに合わせて、ブレーキパッドとディスクローターの組み合わせを選ぶことが推奨されます。
<<【ディスクローターの交換は必要?】軽自動車ターボ用ディスクローターオススメ3選
元整備士が選ぶブレーキパッド8選
軽自動車ターボ用ブレーキパッドのオススメを紹介します。オススメを紹介するにあたり、コンセプトをお伝えします。
- ストリート仕様(街乗り)をメインに紹介いたします。
- さまざまな車種設定がありますので、価格比較しやすいように「スズキ・アルトワークス」で価格を紹介します。
- 様々なリサーチと整備士としての経験と主観の印象で選定しました。
この記事での口コミは、自動車好きならみんなが知っている「みんカラ」の口コミをお届けします。自動車好きの人たちの役立つ情報が詰め込まれたサイトになってますので、口コミに関しても良い悪い関係なく車のオーナーさんが素直に感じた細かい感想が書かれています。
私もみんカラの口コミをいつも参考にして、パーツやケミカルを選んでいます。
【ノンアスベスト】DIXCEL KPタイプ
- 高性能なシムとグリースを標準装備したブレーキパッドがあります。
- 多くの車種に対応しており、2000年以降に発売された軽自動車の累積台数の約99%をカバーしています。
- 長寿命で経済的なブレーキパッドであり、重いハイトワゴン車種にも適しています。
- 特に低速域での効きが自然であり、速度が上がるにつれて効果が高まります。
- ブレーキパッドだけでなく、ディスクローターも長持ちします。
引用元:株式会社ディクセル
走行フィールド ストリート・ワインディング 耐性温度 0℃~400℃ 初期制動 ★★★★★★☆☆☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★☆☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★☆☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★☆☆
<<DIXCEL KPタイプのみんカラの口コミはこちらから>>
【ノンアスベスト】DIXCEL Mタイプ
- ストリート走行用の低ダスト性能に優れたブレーキパッドです。
- 優れた制動力を維持しつつ、ダスト(鉄粉)の発生を大幅に抑えられます。
- ビルドアップ型の効き方でスムーズな制動が可能で快適性も高いです。
- ローターへの攻撃性が低いのでローターの長寿命化にも貢献できます。
- Mタイプはレース条件下ではなく、一般的な街乗り用に最適化されている
- ブレーキパッドの低ダスト化は環境に優しく、ローター交換サイクルの長期化にも貢献する
引用元:株式会社ディクセル
走行フィールド ストリート・ワインディング 耐性温度 0℃~500℃ 初期制動 ★★★★★★☆☆☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★☆☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★☆☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★☆☆
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【ノンアスベスト】曙ブレーキ工業 K4
- 独自のマーケティングから生まれた安心の軽自動車専用ブレーキパッドです。
- スタンダードパッドの性能をそのままに、効きとペダルフィーリングを向上させました。
- 「K4」は4つの特徴を表しています。「KIKI」効きを重視し、「KAITEKI」快適な走りの実現に向け、「KODAWARI」こだわりを詰め込んだ、「KEI」軽自動車専用材質、4つのKの頭文字を取って「K4」という商品名にしました。
引用元:曙ブレーキ工業株式会社
走行フィールド ストリート・ワインディング 耐性温度 0℃~500℃ 初期制動 ★★★★★★★★☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★☆☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★★☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★☆☆
【ノンアスベスト】アクレ コンパクトアクレ
コンパクトアクレは、初めのタッチからの良好な反応性と高い剛性感を提供し、ドライバーがブレーキング時にストレスを感じることなく、安定した制動力とコントロール性を実現します。 また、ブレーキダストを最小限に抑え、ホイールの汚れを減らすために新素材が配合されています。 軽量な車両に最適な材質が選択され、軽自動車専用として設計されています。
引用元:株式会社アクレ
走行フィールド ストリート 耐性温度 0℃~430℃ 初期制動 ★★★★★★★★☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★★☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★☆☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★☆☆
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【ノンアスベスト】プロジェクトμ NS-C
プロジェクト・ミューNS-Cブレーキパッドは、低ダストで低ノイズを実現し、市街地から高速走行まで快適なブレーキフィールを提供します。 環境に配慮して材質を「カッパーフリー」にリニューアルしました。 プロジェクト・ミューのパッドは中央にスリットがあり、ガスを適切に排出することや、熱処理加工により不要な素材を燃やし尽くすことでフェードの原因を抑制し、安定した制動力を維持します。さらに端部チャンファーカットにより不快なブレーキ鳴きを抑制します。
引用元:株式会社プロジェクトミュー
走行フィールド ストリート 耐性温度 0℃~400℃ 初期制動 ★★★★★☆☆☆☆☆ 耐フェード性 ★★★★★☆☆☆☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★★☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★★☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★★☆
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【セミメタリック】ENDLESS MX72K
MX72Kはセミメタリック材でありながら、ダストや鳴きを抑えて低温時での制動力を向上させ、高温時での制動安定性も改善しました。ローター攻撃性を低減に成功したため、ペダルタッチの良さも向上させています。MX72Kはストリートでの走行を重視する走行会ユーザーや、重量がありながらブレーキ容量が少ない車種を持つ人にオススメします。
引用元:株式会社エンドレスプロジェクト
走行フィールド ストリート・ワインディング
サーキット耐性温度 50℃~700℃ 初期制動 ★★★★★★★★★☆ 耐フェード性 ★★★★★★★★☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★☆☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★★☆☆ ダストの少なさ ★★★★★★★★☆☆
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【メタリック】DIXCEL Zタイプ
Zタイプはオールラウンドパフォーマンスパッドとして、低温からハイグリップサーキット走行までの幅広い条件に対応できる優れた制動力とコントロール性を備えています。ストリート走行時の低温域ではリニアな制動効果を発揮し、高温サーキットでも安定した制動力と高い耐フェード性を示します。ハイグリップラジアルタイヤと最適な組み合わせで、ストリートからサーキットまでオールラウンドに卓越したパフォーマンスを発揮するパッドです。
引用元:株式会社ディクセル
走行フィールド ストリート・ワインディング
サーキット・ジムカーナ耐性温度 0℃~850℃ 初期制動 ★★★★★★☆☆☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★★☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★☆☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★☆☆☆ ダストの少なさ ★★★★☆☆☆☆☆☆
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【メタリック】アクレ フォーミュラ700C
フォーミュラ・アクレをストリートでの操作性を向上させるため、コントロール性に焦点を当てて進化させました。 これは、ローターの適正温度を800℃から700℃に下げることで実現できました。 フォーミュラ700Cは、カーボングラファイトを含むブレーキパッドの摩擦材により、ローターへの攻撃性を低減し、中高温度域でのストッピングパワーとコントロール性を高いレベルでバランスをとりました。 また、ウェット路面でのブレーキングにも対応するために、低温度域から低い摩擦係数を発生させ、ドライバーのシビアなペダル操作にも迅速に対応します。 これにより、コントロール性が向上し、ローターへの攻撃性も低減されます。
引用元:株式会社アクレ
走行フィールド ストリート・ワインディング
サーキット耐性温度 0℃~850℃ 初期制動 ★★★★★★★☆☆☆ 耐フェード性 ★★★★★★★★☆☆ ディスクローターへの攻撃性 ★★★★★★★☆☆☆ 耐摩耗性 ★★★★★★★☆☆☆ ダストの少なさ ★★★★☆☆☆☆☆☆
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【番外編】元整備士が使い続けているブレーキパッド
【ノンアスベスト】DIXCEL KPブレーキパッド+ディスクローターのセット
軽自動車専用に作られたブレーキパッドとディスクローターのセット商品です。お得な価格だけでなく、ブレーキパッドとディスクローターそれぞれの性能が高いので、申し分ない効き具合です。
引用元:株式会社ディクセル
私の今の軽自動車ターボは、ブレーキパッド交換時期が来たらこのセット毎回購入し取り付けております。街乗りやちょっとしたワインディングにはちょうど良いフィーリングなのでとても気に入っています。最近3セット目を購入、安定した制動力にとても安心感があります。
ブレーキパッドの交換方法
ブレーキは車の重要保安部品に該当するものなので、ブレーキパッド交換に関する知識がない人や不安な人は必ず専門業者に依頼しましょう。
ブレーキパッド交換は正直それほど難しい作業ではありません。自分で交換することも可能ですが、もし自分で交換したいと思う人は必ず車に詳しい人に見てもらいながらやってみるのも一つだとは思います。なんせブレーキなので、ものすごく慎重に作業し、必ず知識ある人に確認してもらってください。
ディーラーで交換する
ディーラーはメーカーの正規販売店であり、高い技術力を持つ整備スタッフが在籍しているため、品質やサービスに安心感があります。 修理やメンテナンスにはメーカー指定の部品や純正パーツが使用されるため信頼性が高いです。 ディーラーで車を購入しメーカー保証の対象であれば、無料で修理を受けられることもあります。修理期間が他の業者よりも長い場合があるため、急ぎの修理には向かないことがあります。
メーカー | 交換部品代 | 交換工賃 |
---|---|---|
ダイハツ | 7000円~ | 7000円~ |
スズキ | 8000円~ | 7000円~ |
メーカーが同じでも店舗によって多少の価格の違いがありますので、いろいろと調べてみるのも一つです。
カー用品店で交換する
大手カー用品店は、一般的な修理において他の業者よりも費用を抑えられる利点があります。 改造車などの場合、別料金がかかったり修理が断られる可能性があります。 このような場合は、事前に店舗に問い合わせて確認することが重要です。 ディーラーよりも費用を節約できることもありますが、各店舗の費用や持ち込みポリシーは異なるため、複数の店舗から見積もりを取り、比較検討することが望ましいでしょう。
カー用品店 | 交換部品代 | 交換工賃 |
---|---|---|
オートバックス | 店舗で購入 | (1輪)5500円~ |
イエローハット | 店舗で購入 | (2輪)6600円~ |
ジェームス | 店舗で購入 | (2輪)13300円~ |
カー用品店によってや地域によってもさまざまな価格設定がされていますので、上記の価格はあくまで1例です。近くの店舗や行きたい店舗に確認するのが一番確実です。
街の整備工場で交換する
整備工場は、ディーラーに比べて中間手数料がなく、費用を抑えられる利点があります。 一部の店舗ではディーラーにも劣らない技術力があり、安心感も提供されます。 また、整備工場では生産終了や希少なパーツでも同等の部品を見つけて修理できる場合があるため、パーツにこだわりたい人や珍しい車の修理を依頼したい人に向いています。 ただし、整備工場は品質やサービス内容にばらつきがあるため、選ぶ際には注意が必要です。 整備工場をすでに利用している人にとっては、信頼できる選択肢となります。 また、ブレーキパッドの交換は国の認可を得た指定・認定工場でしか行えないため、事前に確認が必要です。
個人の整備工場は整備する方もされる方もすべては人ですね。元整備士としては、整備士は車の医者として信頼を売る商売だと思うので、近いところに信頼できる整備工場ができるとものすごく助かります。信頼をお互いで作り上げた整備工場ならいろいろな価格相談も可能です。
まとめ
今回は軽自動車のブレーキパッドについて紹介しました。
- ブレーキのメンテナンスは、制動力の低下やブレーキの異常を防ぐために非常に重要。
- ブレーキのメンテナンスを怠ると車検に通らない可能性がある。
- ブレーキパッドは「摩擦材」「ベースプレート」「シム」で構成されている。
- ブレーキパッドの原材料は「結合材」「補強材」「摩擦調整材」で製造される。
- ブレーキの種類は「ノンアスベスト」「セミメタリック」「メタリック」がある。
- ブレーキを選ぶポイントは「使用環境における使用温度」「ディスクローターとの相性」
- ブレーキパッド交換方法は「ディーラー」「カー用品店」「街の整備工場」があり、それぞれのメリットとデメリットを把握して選択することが重要。
ブレーキパッドは「車を減速し止める」ための非常に重要な部品です。自分に最適なブレーキパッドを選択し、安全に長く車に乗れるようにしていきましょう。
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