- 最近エンジンから変な音がする。
- ターボが壊れやすいと聞くから、症状などを知っておきたい。
- ターボが壊れた場合、どれぐらい修理費用が掛かるのか知りたい。
- ターボの寿命はどれぐらいなの?
- ターボ車を長く乗る良い方法があれば教えてほしい。
軽自動車を買うときに、快適に走りたいからターボモデルを選ぶ人が多いと思います。一番怖いのがターボが壊れることで、どのようになったらターボが壊れるのか心配になる人も多いでしょう。ターボはエンジンに直結されているため、ターボが壊れる=エンジンに影響を与えます。
元自動車整備士で、8年間自動車のお医者さんとしてさまざまな車のさまざまな症状に直面し治療に従事してきました。今でも軽自動車ターボに乗って毎日通勤しています。
そこでこの記事では、軽自動車ターボの壊れる兆候や対処法、もし壊れてしまった時にどうすれば良いかを徹底解説します。
この記事を読めば、ターボが壊れても落ち着いて対応でき、軽自動車ターボをずっと長く乗る方法が分かります。
軽自動車のターボの役割
ターボはエンジンの排気ガスを利用してタービンを回し、その力でコンプレッサーを駆動させる装置です。コンプレッサーが空気を圧縮し、エンジンのシリンダーに送り込むことで、より多くの酸素を燃焼させることができます。この結果、同じ排気量でもエンジンが生成できるパワーが大幅に増加します。軽自動車は660ccという排気量規制があるため、エンジンの出力を高めるのにターボが重要な役割を果たします。
小さくて狭い日本だからこその軽自動車ターボ
軽自動車は都市部での使用を主に想定しており、低速域でのトルクが重視されます。ターボによって低速域でも十分なトルクが発生し、加速や走行がスムーズになるため、日常の運転において快適さを提供します。
<<【軽自動車でターボは必要?】車選びに必見!ターボのおすすめ理由を徹底解説!
軽自動車ターボは熱に弱い
軽自動車には排気量が660cc以下という規格があります。エンジンのパワー不足を解消するためターボを搭載しているので熱害をしっかり受けることになります。
冷却システムの限界
軽自動車規格での開発競争によって居住空間や積載能力を優先させるがあまり、冷却システムの容量も大きくできません。狭小なエンジンルームなので 熱を効率的に逃がすための十分なスペースもありません。
<<【軽自動車のターボは壊れやすい!?】軽自動車ターボのエンジンオイル交換を徹底解説
軽自動車ターボの故障の症状は運転者でもわかる
ターボの故障は、運転者が分かる症状として現れることも多々あります。車を運転した時の違和感が以下に該当する場合は、直ちに修理工場で診てもらうことをオススメします。
エンジンのパワー不足や加速の鈍さを感じたとき
ターボが正常に作動していれば、アクセルペダルを踏み込んだ際に、一定の回転数から一気に加速するスムーズな加速感が得られます。ターボが故障すると加速感が鈍くなり、車が遅いと感じるようになります。特に低回転域での加速が遅く感じます。
ターボは高回転域でのエンジン出力向上にも大きく貢献します。ターボが故障すると、最高速度が伸び悩んだり、以前よりも速度を上げるのに時間がかかるといった症状が現れることがあります。
毎日通勤などで使っている人は違和感に気付くかもしれませんが、普段使わない人が気付くのは難しいかもしれません。普段使わない人が気付く違和感は、ターボの故障よりもエンジンの故障の可能性が高いかもしれません。
エンジンから異音が発生
ターボの故障症状を感じやすいのが異音です。気にしなくても気になるのが異音で、さまざまな異音がありますので解説します。
異音の種類 | 発生原因 | 症状 |
---|---|---|
キーキー、 シャリシャリ | ベアリングの 摩耗や破損 | 金属同士が擦れるような高周波音、 加速不良、エンジン回転の不安定 |
ガラガラ | 異物混入 | 金属片などがタービン内部で回転する際に発生する音、 エンジン出力の低下、排気煙の色や量の変化 |
ヒューヒュー | タービンブレード の損傷 | 高周波の笛のような音、加速不良、エンジン出力の低下 |
グォングォン | 軸受けの損傷 | 低周波の振動音、エンジン回転の不安定、異様な振動 |
異音はエンジンルームを開ければ感じることは可能です。ただ異音の特定は非常に難しく、素人が異音と感じるものでも、プロは正常と判断する音もありますので、異音を感じたら専門家に判断してもらうことをオススメします。
燃費の悪化
ターボが故障すると燃費が悪化する可能性があります。正常に作動していれば効率の良い燃料消費で燃費が良くなることもありますが、故障してしまうエンジンとって負担にしかならないので燃費が悪化します。どんな要因で燃費が悪化するかを解説します。
故障要因 | 内容 | 燃費悪化の原因 |
---|---|---|
圧縮効率の低下 | ターボの故障により、エンジンに供給される空気量が減少する | 不完全燃焼が発生し、燃料が効率的に消費されなくなる |
ブースト圧の低下 | ターボの故障で過給圧が低下し、エンジンの出力が低下 | 同じ加速や速度を維持するためにより多くの燃料が必要になる |
タービンや コンプレッサーの異常 | タービンやコンプレッサーの部品が 摩耗や破損しターボの効率が低下 | ブーストが不安定になりエンジンの燃料供給が多くなる |
オイル漏れによる冷却・潤滑不良 | オイル漏れが発生し、ターボの潤滑と冷却が不十分になる | ターボが過熱・摩耗し、圧縮効率やブースト圧が低下して燃費が悪化 |
ターボエンジンは自然吸気エンジンに比べて、圧縮比が低く抑えられています。ターボが正常であれば、ターボからの圧縮空気で効率よく燃料が消費されますが、空気が圧縮されていないとエンジンの圧縮が弱いため、パワー不足でより多くの燃料を消費することになります。
排気ガスの異常
ターボチャージャーが故障すると排気ガスにも異常が生じます。いつもと違う排気ガスだと感じたら無理な走行なせずに、直ちに専門家に見てもらいましょう。
青白い煙 | オイルシール劣化、オイル漏れ | シール劣化によるオイル漏れで、燃焼室にオイルが入り込みオイルが燃焼して排気される |
黒煙 | 不完全燃焼、空気不足 | ターボチャージャーの故障によって、エンジンに供給される空気量が不足し、不完全燃焼となり排気される |
白煙 | 冷却水漏れ | ターボ内部に冷却水が漏れ、燃焼室に冷却水が排気される |
ターボが壊れたときに一番顕著になる排気ガスの色は白煙です。水蒸気と間違えるかもと思われるかもしれませんが、ターボ故障の白煙はありえないくらいの量が出るので、おかしいと感じることが出来ます。
警告灯の点灯
運転者が最も気づきやすく、最も”ヤバイ”と思わせるのは警告灯の点灯です。エンジンには数多くのセンサーでエンジンのコンディションを保っています。センサーが異常を検知した時に運転者に知らせるため、警告灯を点灯させます。さまざまな警告灯がありますが、ターボチャージャーの故障が検知されたときは、エンジンのチェックランプが点灯します。
軽自動車のターボ故障の原因とは?
ターボを故障させないために1番需要な事は、ターボへの熱管理です。ターボ故障の原因となるのは熱管理の乱れによるものが多いです。
エンジンオイル管理の不備
ターボチャージャーは、エンジンの排気ガスを利用して過給し、エンジンの出力を高める重要な部品です。適切なオイル管理がされていない場合、ターボの寿命が大幅に短くなり、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。
エンジンオイル劣化によるターボへの影響
エンジンオイルは、人間でいう血液と同じです。劣化すればエンジンに不具合が発生します。エンジンオイル劣化による不具合は以下の通りです。
潤滑性能の低下 | シャフトやベアリングの摩耗が進み、部品の寿命が短くなる。 |
粘度の変化 | 粘度が低下すると潤滑不足、粘度が上がるとオイル流れが悪化。 |
カーボン蓄積 | 高温での劣化によりカーボンが発生し、オイルラインの詰まりを起こす。 |
冷却機能の低下 | オイルが劣化すると冷却効果が減少し、部品の過熱が進行する。 |
摩耗の増加 | メタル接触が増え、摩擦熱や摩耗が進行し、損傷が発生する。 |
オイル不足によるターボの損傷リスク
エンジンオイルがメンテナンスされていても、どこから漏れていて量の不足になっては元も子もありません。オイル不足による影響は以下の通りです。
冷却不足による過熱 | 部品が過熱し、シャフトやベアリングが変形・破損する。 |
ベアリングの焼き付き | 潤滑が途絶え、ベアリングが焼き付き、ターボが故障する。 |
シャフトの破損 | シャフトの摩擦が増大し、最悪の場合には破断する。 |
軸受けの損傷 | オイル不足による摩擦で軸受けが損傷し、修理不能になる。 |
異常摩耗の発生 | 潤滑不足により部品の異常摩耗が起こり、全体的な故障に至る。 |
<<【軽自動車のターボは壊れやすい!?】軽自動車ターボのエンジンオイル交換を徹底解説
<<【軽自動車ターボオーナー必見!】元整備士が選ぶオススメのエンジンオイル7選
とにかくターボエンジンの肝はエンジンオイルです。他の消耗部品は多少おろそかになってもエンジンオイルだけは定期的に交換しておけば、大きくターボが損傷することはありません。
ターボへの冷却不足
前述した通り、軽自動車はそもそも熱に弱い特徴を持っています。エンジンとターボは特に加熱から守ることが非常に重要です。冷却システムの冷却不足による熱害はどのようなものがあるか紹介します。
冷却系統 | 冷却不足の原因 | 冷却不足による熱害 |
---|---|---|
エンジンオイル | 量不足 | オイルパンの劣化やオイル漏れなどにより、 オイル量が規定値を下回ると冷却効果が低下します。 |
粘度不足 | 高温時に粘度が低下するオイルを使用すると、 ベアリングへの潤滑が不十分になり焼き付きの原因となります。 | |
劣化 | 長期間交換せずに使用したオイルは、 酸化やスラッジの発生により、冷却性能が低下します。 | |
冷却水 | ウォーターポンプの故障 | 冷却水が循環せず、エンジンオイルの温度が上昇します。 |
ラジエーターの詰まり | 冷却水の熱交換効率が低下し、エンジン全体の温度が上昇します。 | |
サーモスタットの故障 | 冷却水の循環が阻害され、エンジンが十分に冷却されないことがあります。 |
ターボへの過負荷による損傷
サーキット走行など、ターボへの過負荷が継続されるとターボの故障が早まります。ターボは快適走行に必要な装置ですので、
メカニズム | 原因 | 故障の詳細 |
---|---|---|
過度なブースト圧による圧力損失 | 無理な加速や過剰なブースト圧によるエンジン内部の負荷増大 | エンジン内部部品(ピストン、バルブ、シリンダーヘッド)が破損し、 エンジンやターボの損傷を引き起こす。 |
ターボ回転数の限界超過 | ターボの回転数が限界を超える | タービンやコンプレッサーが過熱しすることで、 金属疲労によるクラックや変形が発生し、ターボの破損に至る。 |
潤滑不足と過熱 | 無理な加速でエンジンオイルが劣化・不足し、潤滑不良が発生 | 軸受(ベアリング)が摩耗しやすくなり、最終的に焼き付きを引き起こす。 オイルの劣化でターボ内部が過熱しやすくなる。 |
ブーストコントロールシステムの破損 | ブースト圧が過剰でウェイストゲートなどの制御システムが故障 | 過剰なブースト圧が持続し、ターボやエンジンの寿命が短くなる。 |
軽自動車のターボ故障の予防策と対処法
軽自動車ターボを長く寿命を持たすためには、運転者が車の特徴を理解し、しっかり予防することが非常に重要です。予防方法や長く乗るための対処法を解説します。
ディーラーまたは専門工場での点検
ターボの故障を予防するためには定期的な点検が不可欠です。ディーラーや専門工場では、高度な診断機器と技術者の経験により、ターボに関連する様々なシステムを包括的に診断・整備できるため、故障の早期発見や予防が可能です。
ターボの構造と高精度な部品
ターボは高回転で動作するため、タービンやコンプレッサーホイールといった部品に高い精度が求められます。これらの部品は熱や摩耗に弱く、微細な損傷でも性能低下や故障の原因になります。ディーラーや専門工場では、専用の診断機器や経験豊富な技術者が部品の状態を的確に診断できるため、早期の問題発見が可能です。
オイル管理の重要性
ターボエンジンでは、エンジンオイルがターボの潤滑と冷却を担っています。オイルの劣化や不足は、ターボのベアリングやシャフト部分に過剰な摩擦や熱が発生し、最悪の場合はターボが焼き付き、故障に至ることがあります。ディーラーや専門工場では、適切なオイルの種類や交換時期を把握しており、オイル漏れや汚れを細かくチェックできます。エンジンオイルが規定量かどうか、オイルの品質を点検することで、常に良好な状態のオイルをエンジンに循環させることが可能です。
<<【軽自動車ターボオーナー必見!】元整備士が選ぶオススメのエンジンオイル7選
冷却システムの点検
ターボはエンジンの熱に加え、ターボ自体が発生する熱によって高温になります。このため冷却システムが正常に機能しているかどうかが非常に重要です。冷却水の漏れや冷却フィンの詰まりがあると、過熱によるターボの損傷が進行しやすくなります。ディーラーや専門工場では、冷却システム全体の状態を専用機器で点検し、必要な修理や整備を実施します。
排気ガス系統の診断
ターボは排気ガスを利用して動作するため、排気系の不具合(排気漏れや詰まり)がターボの性能に直接影響します。排気漏れがあるとターボが適切に動作せず、エンジン出力が低下します。ディーラーや専門工場では、排気ガス系統全体を専用機器で診断し、異常な圧力やガスの流れを検出することができます。
電子制御システムの診断
現代の軽自動車のターボエンジンは、エンジンコントロールユニット(ECU)によって制御されています。ターボのブースト圧や燃料噴射、点火タイミングなどが細かく管理されており、センサーやアクチュエーターに異常があると、ターボの動作に悪影響を及ぼします。専門工場やディーラーでは、専用の診断機器を用いてECUのデータを読み取り、故障の早期発見が可能です。
定期点検で長寿命化
ターボは高負荷で稼働するため、過度の劣化を防ぐには早めの点検と適切なメンテナンスが不可欠です。ディーラーや専門工場では、製造元の規定に基づくメンテナンススケジュールに従い、適切な時期に必要な交換や整備を行います。ターボの寿命を延ばし、大きな故障を未然に防ぐことができます。
軽自動車のターボエンジンの扱い方
車の定期点検の他にも、ターボエンジンはちょっとした気を使うことで、さらに寿命を延ばすことが可能です。
冷間始動時の状態を把握する
ターボエンジンは、特にエンジンが冷えている状態では、オイルの流動性が悪く、ターボチャージャーの潤滑が十分でない可能性があります。エンジンを始動した直後は、アイドリングでエンジンを温める時間を設けることが推奨されます。数分間のアイドリングでオイルがエンジン全体に行き渡り、ターボチャージャーも適切に潤滑されます。
現代の車はそんなに気を使うことはありませんが、アイドリングする事に越したことはありません。ターボにしっかりオイルが回るまではアイドリングをした方がターボを損傷するリスクが低くなります。私は朝の気温が15℃ぐらいになったら5分間アイドリングし、冬は10分ぐらいアイドリングします。
エンジン停止前のクールダウン
長時間高速走行や負荷の高い運転を行った後に、いきなりエンジンを停止すると、ターボ内の温度が非常に高い状態で冷却されない為、ターボチャージャーの劣化を早める可能性があります。運転後は少なくとも30秒から1分程度のアイドリングを行い、ターボを冷却してからエンジンを停止することが重要です。
高速道路で気を使いたいのが、長時間運転した後にサービスエリアに入り駐車した時です。エンジンは全力で走ってきましたので、多少アイドリングさせてからエンジンを切った方が得策です。アイドリング中に冷却水とオイルがエンジンが穏やかのときに循環できるので冷却性能が強くなります。
軽自動車ターボを長持ちさせるための運転のコツ
ターボ車は運転時にも気を使うことで、ターボを痛めることなく寿命を延ばすことが可能です。
急加速の回避
ターボ車は急加速を行うとターボが高回転になり、高い圧力で空気を送り込みます。エンジンにかかる負荷が非常に大きくなり、エンジンやターボに負担をかけますので急加速を頻繁に行うと、ターボチャージャーの寿命が縮まる可能性があります。ターボ車の運転時には、スムーズな加速を心がけエンジン回転数を無理に高くしないようにします。
特にエンジンを掛けてすぐはオイルはトロトロ状態なので、ターボ内をうまく潤滑できない状態です。エンジンを掛けると最初は高回転でアイドリングしますが、そのアイドリングが落ち着いてから発車した方が良いです。
エンジン負荷の管理
高速道路での長時間の高負荷運転や、山道での急坂を上るときなど、エンジンに負荷がかかる場面では、ターボが頻繁に作動します。こうした場合は、定期的に負荷を減らすために一旦速度を落としたり、回転数を抑える運転を心がけることで、ターボへの過度な負担を避けることができます。
高負荷時は常にターボは回り続けますので冷却が追い付かない可能性もあります。高速運転時はアクセルを離して巡航するタイミングを作ったり、下り坂はアクセルを離してターボを休ませることが大事です。
ターボが故障した場合の対応方法
ひと昔前は軽自動車のターボは壊れやすいというイメージがありましたが、今は進化が進み壊れにくくなりました。それでもターボが故障する可能性もありますので、ターボが故障した場合はどのような対応をとれば良いか解説します。
ターボの交換は専門業者に依頼しよう
ターボは専門的な知識と専門的な設備が必要となる修理作業になります。知識がある人でも自分で交換することは非常に困難ですので、専門業者に依頼することをオススメします。
ターボの故障診断・故障箇所の特定
車の故障がターボに関連していると疑われる場合、まずは専門の整備工場やディーラーに持ち込み、コンピュータ診断機や目視点検により故障箇所を特定します。ターボチャージャー自体が損傷しているか、周辺部品(インタークーラー、ホース、排気系など)が問題なのかを確認する必要があります。
ターボの部品交換とターボ周辺機器の修理
ターボの故障が確認された場合、ターボ本体はもちろんですが付随する部品も交換する必要があります。
- ターボチャージャーの交換: 完全に故障した場合、新品またはリビルト品(再生部品)に交換するのが一般的です。リビルト品は新品よりも安価で、性能はほぼ同等です。
- ターボ周辺機器の修理: 周辺のホース類や接続部のOリングなどターボ以外の交換部品もたくさんあります。
アフターケア
ターボの修理・交換が完了した後は、エンジンオイルやフィルターの交換、ターボの作動状態を定期的に確認することが推奨されます。再発のリスクを減らすためにも、アフターケアも任せすることをオオススメします。
ターボ交換の修理費用
ターボが故障すると修理費用が多くかかります。ターボ本体がどういう状態でどのような修理方法が良いかで費用が変わってきます。
修理・交換内容 | 費用の目安 | 備考 |
---|---|---|
ターボチャージャー交換 (新品) | 10万円〜30万円 | 高価になりますが、間違いない交換方法です。 |
ターボチャージャー交換 (リビルト品) | 5万円〜15万円 | 新品よりも安価で、性能はほぼ同等です。 |
ターボチャージャー修理 | 3万円〜10万円 | ベアリングやオイルシールの交換など、故障の内容による。 |
ターボ本体だけでも非常に高価になります。日頃のメンテナンス(特にエンジンオイル交換)を実施すれば、このような高価な修理費用は払わなくても済みます。
ターボが故障した際は、診断から始まりさまざまな部品も交換が必要になります。ターボ本体以外にも多くの費用がかかります。
修理・交換内容 | 費用の目安 | 備考 |
---|---|---|
診断費用 | 5,000円〜1万円 | 故障箇所の特定にかかる費用。ディーラーや専門工場での診断。 |
その他関連部品交換 (インタークーラーやホース等) | 1万円〜5万円程度 | ターボ周辺部品の交換が必要な場合の追加費用。 |
まとめ
今回は軽自動車のターボが故障した時の対処法についてお伝えしました。
- 軽自動車のターボは熱に弱く、冷却性能に限界がある。
- ターボの故障状態は燃費悪化や異音、排気ガスが白くなるなど運転者でもわかる。
- ターボの故障の原因は、エンジンオイルの劣化、冷却不足、過負荷な運転が考えれる。
- ターボの故障への予防策は徹底的なオイル管理と専門家によるアフターケア。
- ターボが故障した場合は、ターボ本体のみならず周辺機器も修理必要があり、修理費用が非常に高価になる。
軽自動車のターボは非常に便利で快適な車に変貌させます。ただ、しっかりとしたメンテナンスを実施しないと寿命が縮まりますし、本来のターボのパワーが発揮できなくなります。自分の子供かのようにたくさん可愛がっていつまでも快適な車生活を送りましょう。
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